老後に必要なお金はいくら? 2026年版
サイト監修:ふかちゃん
老後資金は「平均でいくら必要か」だけでは判断できません。持ち家か賃貸か、働く期間、配偶者の年金、医療・介護、家族への支援、相続や葬儀の準備によって必要額は大きく変わります。
まずはねんきん定期便で自分の年金見込み額を確認し、毎月の支出と比べて不足しそうな金額を把握しましょう。
老後資金は「不足額」から考える
老後に必要なお金は、ひとことで決められるものではありません。大切なのは、次の式で自分の不足額を見積もることです。
老後の毎月の支出 − 公的年金などの毎月の収入 = 毎月の不足額
たとえば毎月5万円不足するなら、25年で1,500万円、30年で1,800万円が目安になります。毎月10万円不足するなら、25年で3,000万円、30年で3,600万円です。平均額よりも、自分の家計に合わせた計算を優先しましょう。
見積もりに入れたい支出
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 生活費 | 食費、水道光熱費、通信費、交通費、交際費など。現役時代より下がるものもあれば、医療・介護のように増えやすいものもあります。 |
| 住まい | 住宅ローン、家賃、固定資産税、修繕費、住み替え費用。持ち家でも修繕やリフォーム費用は見込んでおきます。 |
| 医療・介護 | 医療費、介護サービス、介護用品、家族の支援費用。公的制度だけでなく自己負担の余地も確認します。 |
| 予備費 | 家電の買い替え、冠婚葬祭、災害、家族への援助など、毎月ではない支出も別枠で考えます。 |
| 終活・相続 | 葬儀、お墓、遺言、生前整理、相続手続きなど。家族に負担を残さないための準備も老後資金の一部です。 |
収入側で確認するもの
公的年金の見込み額は、ねんきん定期便やねんきんネットで確認できます。夫婦の場合は、片方だけでなく夫婦それぞれの年金見込み額を確認しましょう。平均受給額は参考になりますが、加入期間、厚生年金の報酬、未納・免除期間、繰上げ・繰下げで大きく変わります。
不足分をどう準備するか
不足分は、退職金、企業年金、iDeCo、NISA、預金、投資信託、個人年金保険、長く働くことなどを組み合わせて準備します。公的年金だけで考えるのではなく、勤務先の退職金制度や企業年金も確認しましょう。
関連サイトで老後全体を考える
老後資金は、介護、相続、葬儀、生前整理ともつながります。終活の具体的な準備はヒツジと終活、資産運用やNISAはマネーライフハック、クレカ積立やポイント投資はポイント投資の攻略ブログも参考になります。
持ち家と賃貸では不足額の形が違う
持ち家なら家賃はかからなくても、固定資産税、火災保険、給湯器や屋根などの修繕費が発生します。賃貸なら修繕の負担は契約で異なりますが、家賃が長期間続き、更新料や住み替え費用も考える必要があります。たとえば月8万円の家賃が20年間続くと、家賃だけで1,920万円です。これは単純計算で、将来の家賃改定や引っ越し費用は含んでいません。住宅ローンの完済予定がある人も、完済後の住居費をゼロにせず計算しましょう。
月々の家計表に入れにくいのが、医療・介護、家電の買い替え、子どもや親族への援助、葬儀などの一時的な支出です。年金の見込月額と平均生活費を比べるだけでは、こうした資金を見落とします。毎月の不足額とは別に、一時支出用の預金を確保し、そのうえで長期間使わない資金の運用を考える方が現実的です。老後資金の目標額は全国平均の一つの数字ではなく、自分の住まいと家族の予定から逆算してください。
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公式情報も確認する
- 日本年金機構:ねんきんネット:年金記録、見込み額、電子版ねんきん定期便の確認
- 日本年金機構:老齢年金を請求する方の手続き:老齢年金の請求、繰上げ、繰下げの手続き
- 日本年金機構:国民年金保険料:保険料額、納付方法、前納、付加保険料、控除